やさしいスローフードの実践 | THE MARKET

NEWS & FEATURE

2023/01/01 14:12


突然ですが、、


みなさん、「スローフード」という言葉を知っていますか?





聞いたことのあるという方も、初耳という方もいるかもしれません。


スローフードとは、私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするための世界的な草の根運動です。郷土に根付いた農産物や文化を失うことを始め、ファストライフ・ファストフードの台頭、食への関心の薄れを憂い、1989 年にイタリアで始まり、現在160カ国以上に広まっています(スローフード日本HPより)


言葉の説明だけでは、どんな食かを具体的にイメージすることは難しいかもしれませが、こだわりの食材や時間をかけて作られた料理だとか、ハードルの高いものでなく、みなさんも既に実践されていることだったり、興味関心のあるやり方なのです。


私たちもスローフードという言葉や取り組みを知って、THE MARKETでやっていたことがまさにスローフードだ!と気付きました。




もっと分かりやすくお伝えするために、私たちなりのスローフードの実践をまとめてみました。このポイント全てを叶える必要はないですが、少しでも取り入れていくことで、きっと食に対する考え方に変化が生まれると思いますよ!


※カリフォルニア州バークレーで、「シェパニース」というレストランを営み、活動家でもあるアリスウォーターズさんの本や言葉を参考に考えました。









「生かしあうつながり」とは?


食を通じてつながる私達それぞれがお互いを尊重し、生かし合うことで小さくとも強くやさしいコミュニティを作り上げていきたいと思います。

生産者さんとのつながり、目利きの光る仲買人や卸の人とのつながり、お店とのつながり、そして消費者同士のつながりなど、食を通じてつながる人がお互いにサポート、応援し合うことがこれからの流通でとても大切なことだと考えています。






❶小さな経済圏が未来を変える

生産者は仲間です。その仲間から野菜を買うことは、仲間の土地、この大地を守ることにつながります。


❷どこにでも・いつでもあるものからの脱却

旬の食材で実は十分贅沢に料理ができます。それは、多くの選択肢は実は不要で、「足るを知る」精神の実践です






〜5つのアクション〜


①生産者さんと仲良くなりましょう

知り合いの農家さんや、周りに野菜を作っている方はいますか?

情熱と愛を持って野菜づくりをしている農家さんと繋がることには、たくさんの恩恵があります。「今年のにんじんは良い出来だ!」、「今日は朝採れのトウモロコシがあるよ」などの会話を交わすことで、野菜の味を更に美味しくしてくれる上に、心も満たされ、「食」に対する意識がぐっと高まります。その意識というのは、消費者である私達も、食べ物ができるところから、食べて栄養となって土に還ってゆくという循環の一員なんだ、という認識につながります。それは、子どもたちにとっても本当に良いことです。


②買う場所を選びましょう

スーパーや量販店は便利な一方、均一な品が並び、どのように作られどこからやってきたのか分からないものも多いです。生産者さんから直接買えるファーマーズマーケット、確かなルートでこだわりを持って仕入れている八百屋、同様のオンラインショップなどから買い物することで、より安心で美味しく食べられる食材を手に入れやすくなります。あわせて、食材にあった調理、保存方法などの情報も得られることが多いです。また、土を大切にする有機や自然農の生産者さんとつながることは環境に対しても良いアクションなのです。


③旬の食材を使いましょう

旬の食材は旬というだけで食べる理由がたくさんあります。まず、栄養たっぷりです。その季節に必要な栄養素や効能を持っているので、私たちの身体を元気にしてくれます。そして、旬を感じることは時の流れを感じ、今に感謝することでもあります。また、一緒に食べられる家族や友人にも感謝することができます。


④シンプルに調理しましょう

想いを込めて作られた野菜は、それだけで十分に味わい深く、シンプルに頂くことがおいしくたべる秘訣といえます。オーブンで焼く、マリネする、蒸す、サラダで。そして、シンプルな調味料で味付けすることで野菜本来の甘みが引き出されます。これはちょっと極端な例ですが、子どもたちが、畑で収穫したての自然栽培の玉ねぎを丸かぶりして食べていた!というエピソードも。


⑤食卓を囲む温かさを味わいましょう

毎日たくさんやる事があり忙しい私達ですが、ご飯を食べるときは、一息ついて目の前の食事を楽しみたいと思います。また、毎日パーフェクトな必要はありませんが、食材と向き合って調理する時間はやっぱり大切にしたいですね。農家さんから聞いた調理法、旬の話、採れた土地の話なども食卓で共有すれば、一緒に食べる人たちも、より美味しく楽しめます!一人で食べる食事も、お気に入りの器に入れたり、音楽を聞きながらなど、食事の時間を豊かにすることができます。




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